ディアブロ イモータル徹底レビュー:PvEは無課金で遊べるか、PvPだけ課金前提なのか

左側でダンジョンの悪魔と戦う騎士、右側で対人戦の相手と剣を交える騎士を左右に並べたイメージイラスト

ディアブロ イモータルは、PvEとPvPで課金の必要性が大きく異なります。メインストーリーや地獄の書庫レイドがどこまで無課金で進められるか、闘争の円環でどこから課金が前提になるか、2022年に話題になった「7300万円」試算は2026年も有効かを検証しました。

「ディアブロ イモータル」は、Blizzard Entertainmentが2022年6月に配信を始めたダークファンタジーのアクションMMORPGです。基本的なゲームシステムやクラスの紹介、評価の数字はディアブロ イモータルの紹介ページにまとめているので、ここでは「PvEとPvPで課金の必要性がどう分かれるか」という一点に絞って調べます。

配信当初、最強装備を課金だけで揃えるには1500万円から7300万円かかるという試算が相次ぎ、世界的な批判を浴びました。あれから4年、2026年時点で実際にどこまで無課金で遊べるのか、そしてどこから課金が前提になるのかを、公式情報と攻略サイト、プレイヤーの声をもとに切り分けます。

PvEはメインストーリーから地獄の書庫まで無課金で完結する

戦闘レーティングに直結する装備は、課金アイテムとしては販売されておらず、フィールドやダンジョンのドロップ、クエスト報酬として手に入ります。攻略サイトの解説でも、メインストーリーとサイドクエスト、通常難度のダンジョンは無課金のまま最後まで進められるとされています。

エンドコンテンツにあたる8人協力レイド地獄の書庫(ヘリクアリ)も、参加条件はレベル60到達時のサブクエストをクリアすることだけで、課金アイテムは要求されません(2025年4月のアップデートまでは解放条件がレベル36でした)。公開募集を使えば装備が整っていなくても参加自体はでき、固定チームで攻略を重ねれば、紋石商人から購入できる「永遠なるレジェンダリー紋石」の枠が増えるという形で報酬が用意されています。

ユーザーレビューを見ても、ストーリークリアまでは無課金でも十分楽しめるという声がある一方、装備更新のペースが落ちる高難度帯(HELL2以降)に入ると要求されるステータスが一気に上がり、無課金では足踏みしやすくなるという指摘も見られます。つまりPvEは「詰まらず最後まで見届けられるか」という基準では無課金で完結しますが、「最高難度を効率よく周回できるか」という基準では、課金の有無で進むペースに差が出ます。

レジェンダリー宝石という壁。2022年の試算は2026年も構造として生きている

ディアブロ イモータルの強さを最終的に決めるのは、装備のソケットにはめ込むレジェンダリー宝石です。宝石はランク1から10まで重複アイテムを消費して強化でき、一定ランクに達すると「覚醒」させてその装備のソケットを5つ増やせます。6箇所の装備すべてで覚醒まで済ませると、必要な宝石の総数は数十個規模に跳ね上がる計算です。

2022年の配信直後、この仕組みをもとにした試算が相次ぎました。発端は海外のYouTuber・Bellular Newsによる「6箇所の装備すべてを最高ランクの宝石で揃えるだけで約11万ドル(当時のレートで約1500万円)」という試算で、続けてRedditユーザーが覚醒によるソケット増加分まで考慮した約54万ドル(約7300万円)という追加試算を示し、国内メディアも含めて広く報じられました。いずれも「運が良かった場合」を前提にした計算で、実際には排出率のブレでさらに膨らむ可能性がある点には注意が必要です。

2026年3月のアップデート(バージョン4.3)では、覚醒に必要な最低ランクが4から3に引き下げられ、共鳴スロットの解放に必要なランクも1段階引き下げられるなど、負担を減らす調整が入っています。しかし、宝石を課金で直接購入できる構造そのもの、そして5つ星宝石を狙う際に運が絡む点は変わっていません。無課金プレイヤーが5つ星のレジェンダリー宝石を安定して入手する手段は用意されておらず、上位ランクの宝石を効率よく集める土台が作り直されたとまでは言えないのが実情です。「1500万円〜7300万円」という2022年の試算は、金額の前提こそ当時のものですが、仕組みの構造としては2026年時点でも大きくは変わっていません。

PvPと戦力争いはどこから課金前提になるか

対人戦の中心は、イモータルと影の一族という2つの陣営が対立する闘争の円環です。攻略サイトのPvP解説では、対人戦でのダメージとライフの差は宝石の共鳴値(レジェンダリー宝石をどれだけ強化しているか)で顕著に開くとされていて、上位を本気で争うプレイヤーほど、前述の宝石強化に課金する構造へ直結します。無課金でも耐久型のビルドを組んで対抗する工夫はできますが、上位の戦力争いに加わるほど、課金プレイヤーとの装備差がそのまま勝敗に反映されやすくなります。

イモータル陣営は1サーバーにつき上限のある少数精鋭で、48人で挑む協力レイドキオンの試練を軸に運営されます。ここに入るための地位そのものが、闘争の円環というプレイヤー同士の勢力争いの結果であるため、装備で劣る無課金プレイヤーが単独でイモータルの中心に居続けるのは簡単ではありません。一方、円環とは別に8人対8人のチーム戦血塗れの路地という対人戦モードも用意されており、こちらは陣営の勢力争いとは切り離された対戦として遊べます。

つまりPvPは「参加できるか」で見れば無課金でも可能ですが、「上位を争えるか」で見ると、レジェンダリー宝石への課金がほぼ前提になります。ここがPvEとの最大の違いです。

無課金プレイヤーの実際の声

日本語の攻略サイトやレビューを見比べると、ストーリークリア後に適当なクランや固定チームに入ってイベントに参加する程度なら無課金でもまあまあ楽しめるという趣旨の意見と、PvPモードで上位を目指すなら重課金が必要だがそうでなければ無課金で十分という趣旨の意見が、複数のサイトで共通して見られます。一方で、HELL2以降は装備更新のペースが落ちる上に要求されるステータスが跳ね上がり、無課金ではよほどの熱意がないと継続が苦痛になるという厳しい意見も見られます。

海外のレビュー記事でも構図は近く、2026年公開の記事では「大半のコンテンツは無課金でも遊べ、課金しなければ入れない場所はない」としつつ、「対人戦の競技的な進行と、最適化されたレジェンダリー宝石は課金したプレイヤーに有利」という整理がされています。カジュアルに遊ぶか、上位を争うかで評価が分かれるという構図は、2022年の配信当初から変わっていません。

10種類のクラス、無課金ならではの選び方

配信当初の6クラス(バーバリアン、クルセイダー、デーモン・ハンター、モンク、ネクロマンサー、ウィザード)に加え、ブラッド・ナイト、テンペスト、ドルイド、そして2026年6月に追加されたウォーロックまで、現在は10種類のクラスから選べます。各クラスの特徴はディアブロ イモータルの紹介ページにまとめていますが、無課金という観点では、どのクラスを選んでもレジェンダリー宝石の入手ペース自体は変わりません。差が出るとすれば、無課金でも組みやすい耐久型のビルドを取りやすいかという操作性の話であり、課金の必要性そのものを左右するのはクラスではなく、PvEで満足するかPvPの上位を目指すかという遊び方の選択です。

結論:PvEは無課金で遊べる、上位を争うならPvPと宝石に課金が要る

メインストーリーから地獄の書庫レイドまでのPvEは、無課金でも詰まらずに最後まで見届けられます。装備は課金アイテムとしては売られておらず、フィールドとダンジョンのドロップで揃うためです。課金の影響がはっきり出てくるのは、レジェンダリー宝石を極限まで強化して、闘争の円環や対人戦で上位を争う場面からです。2022年に話題になった「1500万円〜7300万円」という試算は、宝石の覚醒とソケット増加という仕組みそのものが変わっていない以上、2026年時点でも大枠は生きています。

カジュアルにストーリーとダンジョンを楽しみたいなら、今から無課金で始めても遊び切れます。イモータルの地位やPvPランキングの上位を本気で狙うなら、課金前提のゲームだと理解した上で始めたほうがよいというのが、調べてみての結論です。

基本情報とダウンロードはディアブロ イモータルの紹介ページにまとめています。

ゲームバイブル編集部

無料で遊べるスマホゲームを実際に触って紹介しています。 運営者情報

この記事で紹介したゲーム

あわせて読みたい