Identity V(第五人格)は今から始めても楽しめる? 8年目の段位戦とシーズンの実態

満月の夜、ゴシック調の館の前で逃げるサバイバーたちと、帽子をかぶった不気味なハンターが対峙しているイメージイラスト

8年目に入ったIdentity V(第五人格)を、今から始める新規プレイヤーの視点で整理しました。段位戦が開く時間帯、シーズンごとの段位リセット、追う側と逃げる側どちらから始めるべきか、Bot相手に練習できるトレーニングモードまで、始める前に判断できる材料をまとめています。

当サイトのランキングでIdentity V(第五人格)は155本中15位、評価件数46万件を超える作品ですが、これまでレビュー記事を書いていませんでした。ガチャで育てるRPGとは前提が違うので、判断の材料をどう並べるか迷っていたというのが正直なところです。

1人のハンターと4人のサバイバーに分かれて戦う非対称対戦は、他のプレイヤーと直接ぶつかり合うゲームです。ストーリーやキャラクター育成を追いかけるゲームなら「積み上がった物語の量」や「所持キャラクターの差」が主な論点になりますが、対人戦が中心のこの作品では話が変わってきます。基本ルールやゴシック調の世界観、課金の仕組みはIdentity Vの紹介ページにまとめているので、ここでは2018年7月の配信から8年が経った今、新規で始めても支障がないかに絞って書きます。

結論から書くと、キャラクターは無課金で揃い課金対象は衣装だけなので「所持リソースの差」はそもそも存在せず、段位もシーズンごとにリセットされるため、8年分の差を理由に始めるのをためらう必要はあまりありません。気にすべきは段位戦が開く時間帯が自分の生活リズムに合うかどうかです。理由を順に見ていきます。

段位戦は1日3回、数時間しか開いていない

まず押さえておきたいのが、ランクマッチにあたる「段位戦」の開放時間です。24時間いつでも潜れるわけではなく、1日3回、決まった時間帯にしか開きません。複数の攻略サイトの情報を突き合わせると、現在はおおむね次のような時間帯になっています。

時間帯5段以下6段以上
5:00〜7:005:00〜7:00
13:00〜15:0013:00〜15:00
19:00〜23:0020:00〜22:00

段位が低いうちは夜の枠が長めに取られていて、2025年12月のアップデートで2時間から4時間に延長されたと報告されています。時間帯は運営のアップデートで調整されることがあるため、この表はあくまで目安として見てください。アプリ内の時計はサーバー時間(日本時間よりおおむね1時間遅れ)で表示されるので、実際に遊ぶ前にアプリを開いて確認するのが確実です。

一方で、対戦相手が誰でもいい「ランダムマッチ」(カジュアルにあたるモード)は24時間いつでも参加できます。段位が付かないぶん気軽に対戦でき、後述するとおりマッチングも経験の近い相手同士になりやすい仕組みです。始めたばかりの数日は、時間の制約があるランク戦を気にせず、開いているランダムマッチだけで十分練習になります。

シーズンは2〜3か月で切り替わり、段位は下がる

段位戦には「8年分の差が積み上がったベテランと当たり続けるのでは」という不安がつきまといますが、この作品はシーズン制を採っていて、事情が少し違います。

シーズンはおおむね2〜3か月ごとに切り替わり、区切りを迎えると段位が調整されます。2段以下は変動しませんが、3段以上は下げられ、上位段位ほど下げ幅が大きくなります。6段や7段といった最上位帯にいたプレイヤーでも、新シーズンでは5段前後まで下げられて再スタートするとされています。つまり、8年間ずっと最上位に居座り続けられる仕組みではなく、強いプレイヤーも定期的にスタートラインへ戻されます。

段位そのものを追いかけるつもりなら、始める時期より「今のシーズンがいつ切り替わるか」を気にするほうが実利があります。ただし正確な次シーズンの開始日は運営の告知次第で変わるため、始める直前にアプリ内のお知らせを確認してください。

8年分の差は「資産」ではなく「操作とマップ知識」

紹介ページにも書いたとおり、キャラクター自体は無課金で入手でき、課金対象は能力に関わらない衣装だけです。つまり、他の長寿ゲームでよくある「限定キャラクターを引けなかった不利」がそもそも存在しません。

その代わり、対人戦である以上「慣れ」の差はどうしても残ります。具体的には、マップごとの暗号機の出現位置、板や窓枠を使った立ち回りのタイミング、ゲートやハッチの位置といった知識です。これらは課金では埋まらず、実際にプレイした時間の分だけ身に付いていきます。攻略サイトでも、上達の近道はこうしたマップ構造を繰り返し覚えることだと案内されています。

もう1つ、初心者が戸惑いやすいのがチーム内の暗黙の了解です。暗号機の解読が終わりそうなタイミングでチャットで仲間に知らせる、操作に自信がないうちは自分から追われ役を買って出ないといった、チュートリアルには出てこない立ち回りの作法がプレイヤー間で共有されています。これはアップデートで変わることもあるので、丸暗記するより、ランダムマッチで何戦かこなしながら周りの動きを見て感覚をつかむほうが早道です。

言い換えると、今から始める人が追いつくべきなのは所持リソースではなく、操作・マップの土地勘・チームの作法です。前者2つは次に書くトレーニングモードで、対人戦に出る前にある程度埋められます。

初心者はどちらから始めるべきか

ハンター(追う側)とサバイバー(逃げる側)は、同じゲームの中でまったく違う技術を求められます。どちらから触るべきか迷う人は多いと思います。

攻略サイトの多くは、サバイバーから始めることを勧めています。理由は役割分担があることです。板や窓を使った追跡のかわし方(チェイス)は練習が要りますが、暗号機の解読に専念する役回りなら、チェイスが未熟なうちでも試合に貢献できます。加えてゲームの仕組み上、サバイバーは捕まって脱落すればそこで自分の出番は終わる一方、ハンターは生き残ったサバイバー全員の決着がつくまで1人で試合を進め続ける必要があり、代わりが利きません。学習中の負担という意味では、サバイバーのほうが小さく始められます。

当サイトとしても、まずはサバイバーで解読中心の立ち回りに慣れ、マップと板の使い方が分かってきたらハンターにも触れてみる、という順番を勧めます。ハンターは1人で4人を相手にする分、慣れれば自分の判断がそのまま結果に直結する役割で、これはこれで独特の面白さがあります。

練習の入口はトレーニングモードのBot戦

対人戦に出る前に、Bot相手に練習できる仕組みが用意されています。

トレーニングモードには、自分1人にBot4体を加えたシングル、友達と2人にBot0〜3体を加えたデュオの2種類があり、Bot側の強さは初心者から悪夢まで4段階で選べます。味方に迷惑をかける心配も段位が下がる心配もなく、購入していないキャラクターも含めて全キャラを試せます。マップを歩いて構造を覚えたいだけなら、Bot側のAIをオフにして動きを止めた状態でゆっくり探索することもできます。

このほかに「カスタムマッチ」と呼ばれる自由対戦モードもあり、マップを選んで空いている枠にBotを入れることができます。友達と人数を合わせて練習したいときはこちらが向いています。

始めた直後にいきなりランダムマッチへ潜るより、数戦でもこのトレーニングモードを挟んでおくと、マップの土地勘が付いた状態で対人戦に入れます。

マッチングの仕組み

新規が経験豊富な相手とばかり当たるのではないかという心配についても、分かる範囲で書いておきます。

段位が付かないランダムマッチは、経験値にあたる「閲歴点」が近いプレイヤー同士でマッチングしやすい仕組みになっています。始めたばかりの閲歴点が低い段階では、同じように経験の浅いプレイヤーと当たりやすいということです。

一方、段位が付く段位戦では、パーティを組んだときの扱いに注意が必要です。運営が公表している仕組みでは、段位の差が大きいメンバーでパーティを組んだ場合、チームの実力は段位が高いほうに引き寄せられ、その水準に見合った相手とマッチングされます。始めたばかりの人が、段位の高い友達とデュオを組んで段位戦に挑むと、実力以上の相手と当たりやすくなるということです。最初のうちはソロか、同じくらいの段位の相手と組んで進めたほうが無難です。

向いている人、向いていない人

向いているのは次のような人です。

  • 対人戦で駆け引きを楽しみたい人
  • 1試合10分前後で区切りがはっきりしたゲームを探している人
  • ゴシック調の世界観やホラー寄りの演出に抵抗がない人
  • 段位戦の時間帯が合わなくても、ランダムマッチでの練習を気にしない人

逆に、次のような場合は別のゲームを探したほうが満足度が高くなります。

  • 決まった時間にしか遊べず、その時間が段位戦の開放時間と合わない人。ランダムマッチ中心の遊び方にはなります
  • 不気味な描写やホラー要素が苦手な人
  • 対人戦より、自分のペースで進めるストーリー重視のゲームを求めている人。ヘブンバーンズレッドのように対人要素のない作品のほうが向いています

まとめ

  • 段位戦は1日3回、朝・昼・夜の数時間しか開かない。ランダムマッチは24時間いつでも参加できる
  • シーズンは2〜3か月ごとに切り替わり、3段以上は段位が下がる。最上位帯でも新シーズンは5段前後からの再スタートになる
  • キャラクターは無課金で入手でき課金対象は衣装のみ。8年分の差は資産ではなく、操作・マップ知識・チーム内の暗黙の了解に出る
  • ハンターは最後まで試合を降りられない一方、サバイバーは捕まれば区切りが付く。まずはサバイバーの解読役から始めるのが無難
  • トレーニングモードでBotを相手に練習でき、段位にも味方にも影響しない
  • ランダムマッチは経験の近いプレイヤー同士でマッチングされやすいが、段位戦では段位の高い友達とパーティを組むと相手も強くなる

資産の差が実質存在せず、シーズンごとに段位もリセットされる以上、「8年分の差」を理由に始めるのをためらう必要はあまりありません。気にすべきは段位戦が開く時間帯が自分の生活リズムに合うかどうかと、マップと操作にどれだけ慣れる時間を作れるかです。

ゲームの基本情報とダウンロードはIdentity Vの紹介ページにまとめています。

ゲームバイブル編集部

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